アスリートのつぶやき

0.01秒を競う!現役ハードラーが実践する 身体の基盤を作る3つのトレーニング

ゆか

お久しぶりです!最近湿度が高すぎて、毎日溺れそうな感覚に陥っています。ゆかです!

体力向上やより高い技術の習得に向けて毎日たくさんたくさん練習をしているアスリートの皆さん!

突然ですが、昔からよく言われませんか??

コーチ

何事も基礎が大事や――――!!

聞き飽きたわ~って思いますよねw

でも間違いないですよね、、、

今回は!勝敗が0.01秒、0.01cmで勝敗が決まる、シビアな世界で勝負をする陸上選手が大切にしてる身体の基盤づくり(トレーニング)を紹介します!

身体のコンディションに人一倍敏感な陸上選手の基盤を知れたら
きっとどんなスポーツにも生かせると思いますよ!

身体の基盤を作る大切さ

走る、跳ぶ、投げる、そして歩く

これらは普通に生活していくうえで身近な運動ですよね

私たち陸上選手は、この運動を極限まで突き詰めて、より速く、より長く、より高くを目指しています。とてもシンプルな競技だからこそ、基礎がすごく大切です。

実際、これはスポーツだけではなくて、勉強や仕事にも言えることですね!

私は陸上競技の100mハードルを専門としているので
ただ走るというだけではなくて、ハードリングというハードルを越える技術やレース後半のインターバル(ハードルとハードルの間)の減速をいかに最小限に出来るか、そのためにレース前半でどういったアプローチが必要なのか、そういった技術が必要になります。

しかし、いくら技術を磨きたくても思い通りにいかないこともあって、
そういう時にどうしてできないのかとその理由を振り返って考えると、そもそもその技術を使いこなすために足りていない基礎の部分があるなと思うことが多いです。

そして!アスリートにとってはできる限り避けて通りたいケガ。
これも基盤をしっかり作っていくことで回避できる可能性もあります!!

この基盤をつくるうえで日常的に行う練習はたくさんあるのですが、
今回は私が、その中でも行う頻度の高いトレーニングを3つご紹介します!

1. ドローイン

まずご紹介するのはドローインです!

聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?

これはやり方を間違えてしまうとマイナスな面もあるので、しっかりとやり方やポイントをを理解したうえで行うことが大切です。

私は大学生の時にトレーナーさんから教えていただいてから、この呼吸を常に意識するようにしようと頑張っていました。
実際、気を抜いたら呼吸のやり方を意識するなんてことを忘れてしまうので、身に付けるまでにとても時間がかかりましたw

スポーツをするにあたってドローインを意識しておくと、お腹周りのインナーマッスルが鍛えられるので腰痛予防にもなるし、体幹がしっかりするのでより安定したパフォーマンスを発揮することにもつながります。

point!

肩に力を入れない
リラックスして行う
お腹だけでなく胴全体を動かす意識

ドローインのやり方やポイントはこの記事がとても分かりやすいと思ったので
気になる方は読んでみてください!
↓↓↓↓↓
最も効果的なドローイン「3つの手順」失敗例&応用エクササイズも (stretchpole-blog.com)

2. 体幹トレーニング

体幹トレーニングはダイエットで行う方も増えていますよね!

私が良く行うものは
プランク 60秒×3セット (セット間30秒レスト)

これに限ります。

動作も何もないただただ耐えるだけの4分間ですw

体幹トレーニングはもちろん動作も加えながら行うことも大切なのですが、
この基本の形をきれいにキープすることがまず第一です。
私の場合、動作を加えると一瞬楽な体勢に逃げちゃえることもあるのでひたすらここで基本の姿勢を鍛えてます。

なぜ60秒なのかというと、女子が400mを走るのに60秒ほどかかるからです。
(もちろんもっとはやい選手はたくさんいらっしゃいますよ!)

つまり、60秒走り続ける間、ずっと体幹を締めていられるのが理想
大学生の頃は400mハードルも走っていたので、そのトレーニングとしてもこのメニューは練習終わりにかなりの頻度でやっていました!

point!

身体が一直線であること(お腹を下げない、お尻を上げない)
肩の真下に肘がくること
呼吸を止めないこと

他にも体幹トレーニングは種類が多くあるので気になった方はやってみてください!
↓↓↓↓↓
自宅&ジムでおすすめの体幹トレーニング15選!鍛えるメリットや効果を高めるポイントも解説 – uFit ONLINE SHOP

3. ハードルドリル

ここで紹介するのは、ハードラーならではの技術的なドリルではなく、股関節の可動域を高めたり、身体の軸を確認したりするために行うドリルです!

5~10台ほど連結させるように設置したハードルを正面から跨いだり、横向きに跨いだりいして、股関節を大きく動かします。

ただ跨いでいくだけではなく、リズムも加えながらドリルをします。

足の切り替えを素早くし、着地するときも地面からの反発をもらうことや、身体が安定しているかなど意識することがたくさんあります!

棒やメディシンボールを両手で頭上にあげながらドリルをすると、かなり軸を意識できます。その際、腹圧も意識しながらやるとめちゃきついですw

このドリルは股関節を大きく動かしていくので、練習前のアップ時に行うと動きがスムーズになり、ケガの予防にもつながります。

point!

上体を真っ直ぐにする(頭からつま先まで軸が通っているイメージ)
脚を上げるのではなく、脚をお尻から動かす意識
かかとが膝より外に出ないようにする

こちらの記事でハードルドリルについての動画も紹介されています!
↓↓↓↓↓
股関節の柔軟性を高めることで得られる3つのメリット – SPRINT ACADEMY SHIZUOKA

基盤 = 伸びしろ

以上!私が陸上競技をする上で大事にしている基盤のご紹介でした!

技術練習は、もちろんハードルという競技において速くゴールするためには絶対に必要ですし、技術の習得には時間も努力もストイックにいっぱい使いたいです。

しかし、技術は基盤が育ってないと思うように身につきません。

私は感覚でさっとできてしまうような天才タイプではないので、しょうがないと割り切って基盤を作るのにも地道に努力でカバーです。

せっかく作った基盤を台無しにしないために、しっかりご飯を食べて、よく寝て、身体の状態を整えることも大事!

もちろん、それぞれに合った練習、課題があると思いますので、参考程度にでもしていただいて、少しでもお力になれることがあれば嬉しいです!

ゆか

ケガには気を付けて!
一緒にトレーニングがんばりましょう!


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2020年4月入社 100mハードラー! 微力ながら、ためになる情報発信がんばります。