お久しぶりです。
今回は昨年末にしてしまった怪我について、書いていきますね!
社会人になってデュアルキャリアで競技をつづけてきましたが、
初めて競技から長期間離れるほどの怪我を経験しました。
今回の記事では、精神面や仕事への影響など
デュアルキャリアの片方の軸がなくなったときの過ごし方を書きました。
へ~こんな感じだったんだ~
と、少しでも参考になれば幸いです。
受傷部位と全治期間
2021年11月の練習中に、左足首を捻挫してしまいました。
トランポリンの着地場所が悪く、数メートルの高さで2回宙返りをした後、その回転の威力と勢いが加わった体重が全集中の状態でグリっとやってしまい…。
ゆうき
やった瞬間、「終わった~~~」と思いました。笑
受傷から2週間ほどでぱんっぱんに腫れた足も元のサイズに戻り、
少しずつ跳び始めましたが、足を使って体重かけてしっかり跳べるようになるまでは
3ヶ月ほどかかりました。シンプルに長かった…
あとから聞いた話で、リハビリの先生には「関節が柔らかかったから折れていなかっただけで折れててもおかしくない」とのことでした…怖ぁ…
ただ、人生で1番、欠かさずストレッチしててよかった~って思った瞬間だったかもしれないです。
人生初の救急車?!
足首を捻ってからほんの1分ほどで左足首が拳1個分ほど腫れてきたので
骨折覚悟で救急車で病院へ直行。
痛いというよりは、急に腫れたので皮膚がぱんぱんで、
とにかく圧迫感がすごかったです…
まさかの人生初救急車をこんなところで経験するとは思ってもなかったです。
ですが幸いにも骨は無事で、捻挫という判断で診察は終わりました。
たぶん、骨が無事で捻挫だと分かったあの瞬間が去年1年で1番、
よかった…と安堵した瞬間だったかもしれません。
骨は無事でした😌
イレギュラーな事態を経験してわかった自分の思考のクセ
足首をひねって、「あ、これやばいやつだ」と判断してから
10秒弱の間で「最悪を想定」しました。
これは私なりの考え方なのですが、何か自分にとって不都合が起きたとき、
起こりうる可能性を複数想像します。その中に考えつく中での最悪の事態も想定します。
その最悪の事態が起きた時の覚悟を決める、ここまでがひとまとまり。
だいたい最悪が起きることって少ないので予め最悪のパターンに合わせて心の準備ができていたら何が起きても「なんだよかった」って気持ちで前向けるんですよね。笑
これは人によるかもしれないですが、個人的にはオススメの考え方です。
ふとした瞬間に感じる仕事からの影響
仕事柄、お客様の色々なお問い合わせに対応しているせいか、
常に「予め」みたいなのを意識していることが多いな~と感じました。
仕事のときは、「お客様から今はこの質問が来ているけど、他の箇所も質問があったときのために抑えておこう、最悪こう対処しよう」みたいなことをよく考えながら仕事を進めているので、それがここでも出た感じですかね?
社会人として仕事をするようになってから、イレギュラーな事態にも冷静に頭を動かして対処できたり、取り乱さないで対応出来ることがすっごく増えました。
仕事面への影響
私、自分で言うのもあれなんですが、何か良くないことが起きたあとの
切り替えはめちゃくちゃ早いです笑
だって、過去に戻ることはできないし、どうにもならないことにいつまでも捕われてても時間の無駄でしょ?そんな暇はデュアルキャリアアスリートにはありません!笑
前向いて行動するのみ!がモットーです。
なので、怪我の翌日には仕事しようモードになっていました。
うじうじ怪我したことを引きずるより何かしていた方が心も楽でした!
怪我中のスケジュール
怪我の期間はいつもより仕事の時間を多く取って、週1回、リハビリに行くために午前中は時間をいただく、みたいな過ごし方をしていました。
- 月曜日…フルタイム勤務(10~19時)※
- 火曜日…時短勤務(10~17時)・退勤後に練習
- 水曜日…時短勤務(10~17時)・退勤後に練習
- 木曜日…フルタイム勤務(10~19時)※
- 金曜日…時短勤務(10~17時)・退勤後に練習
※月・木は基本的にフルタイム勤務ですが、ケアやトレーニングで13時~19時の時もあり。
怪我中の練習はこんな感じ↓
- 月曜日…フルタイム勤務(10~19時)※
- 火曜日…フルタイム勤務(10~19時)
- 水曜日…フルタイム勤務(10~19時)
- 木曜日…フルタイム勤務(10~19時)※
- 金曜日…フルタイム勤務(10~19時)
※月・木のいずれかで午前中リハビリ。リハビリの日は13~19時の時短勤務。
デュアルキャリアでよかったこと
デュアルキャリアの利点
私が考えるデュアルキャリアの1番の利点は「マイナスをプラスにできること」
どういうこと?ってなりますよね笑
かみ砕いて言うと、「仕事か競技、どちらかの調子が良くないときに、もう片方に全力を注げること、一方をよくすることでもう一方の調子も引き上げられること」って感じのことを言いたかったです。笑
例えば私が競技しかしていなかった場合、1つしかない柱が潰れてしまったら、
もてあましてしまった時間で
「あのときああしてたら…」
って、考えてもしょうがないことをずっと考えていたと思います。
そんなの普通に心の健康にもよくない!w
その点、今の私はデュアルキャリアとして仕事もできているので、
競技がしばらくできなくなってしまった分、集中して仕事に取組むことができました。
スケジュールをフルタイムにしていたので、時間を無駄にもてあますこともなく
、あえて考えなくても良い嫌な思い出を掘り起こすこともなく、
自然と気持ちを切り替えることができていました。
無駄なことをあえて考えなくて良い「仕組み」が自分で考えるまでもなくできている、というような状況で、すごく有り難いなと思いました。
イレギュラーな事態での会社の柔軟性を感じた
これは、デュアルキャリアだから、というよりはジーケーラインだから、かもしれないですが、改めて上司や一緒に働く同じ部署の方々の理解や協力の大きさを感じられました。
怪我翌日に、上司から一言、
病院の診察後、精神的にきつかったら休んでも大丈夫だよ
と言ってもらえて、ただでさえ急に診察が入ってしまって
遅れての勤務になるにも関わらず、メンタルまで心配してもらえるとは…と、
入社して1年半以上経ってましたが、改めて理解の深さと柔軟さにびっくりしました。
時期としては全日本選手権が終わって、次のジャパンオープンまであと1ヶ月というシーズン締めの大事な時期だったので自分自身も気合いが入ってたのもあり、そのタイミングで怪我をしてしまった事に対して精神面での心配をしてもらえていたようでした。
現在は…
今はしっかり足で跳べるようになり、かなり高さも戻ってきたので来シーズンに向けて着々と練習をしています。
今の課題は
- 筋力を維持しつつ体重をコントロールすること、怪我前の体重に戻すこと
- 体力と筋持久力の底上げ
シーズンインまであと2ヶ月!急ピッチで準備中です!!
振り返ってみて
トランポリンという競技性
この怪我を踏まえて、トランポリンという競技特性を改めて感じました。
というのも、トランポリンってすごい楽しそうに見える(実際に楽しい)けど、
競技ともなると一瞬の判断ミスが文字通り「命取り」になります。
下手すると本当に人が簡単に死んじゃう競技なんです。
何年もやっている競技選手は自分が今どこにいるかわからなくなって頭から落ちてきてしまう、ということはほぼ無いんですけど、でもどんな選手もその可能性が0とは言い切れません。
自分が普段何気なくしている競技が(楽しいけど)危険なことを再確認しました。
心に余裕を持つことの大切さ
私が怪我の期間に大切にしていたことは下の3つ!
- 自分の目標や人生の目的を振り返る時間を作る
- どうにもならないときは気が熟すのをのんびり待つ
- できる最大限のこと、準備はする
アスリートにとって怪我はつきものですが、怪我している間って、どうしても
ライバルと差が付いてしまう…
とか、
早く練習しないと下手になる…
とか、マイナスなことを考えてしまい焦りがちだけど、
身体の準備ができてない時は無理にやったってうまくいきません!w
怪我しちゃったけど、逆にいつもより時間できたな~
くらいの気持ちで肩の力を抜いて、
- 今後自分はどうしていきたいか
- どんな自分になっていきたいか
そんなことを考えつつリハビリ期間を過ごしました。
もちろん、こんなのんびりした私でも焦ることはあって、
〇〇しなきゃいけない!やるべきだ!という気持ちに押しつぶされそうになるときもあります。
ただ、そういうときってだいたい全部上手くいかなくて、
ちょっとくらい手抜いても心に余裕のある時のが仕事も練習も上手くいきます。
身体が動かせないから~と諦めるのではなくて、時間ができた分リラックスしつつ、
自分が今できることを精一杯やって、そのときを待つという考え方と言う感じでしょうか…
今回の経験でこれ改めて大事だなって思えました。
ということで怪我も回復したので、来シーズンに向けて、覚悟決めて頑張ります!また次回お会いしましょう~