私たちの専門競技

【陸上・混成競技】七種競技(ヘプタスロン)とは?実施種目や競技順などの基礎知識

りこ

こんにちは~。
株式会社ジーケーライン
アスリート社員のりこ(しろくま)です。

今回は、無名×弱小アスリートだった私 泉谷莉子(いずたにりこ)が、
大学2年の夏から挑戦し、約1年で全日本レベルにまで成長した競技、

七種競技(ヘプタスロン)

について、ご紹介していきたいと思います!

泉谷莉子(いずたにりこ)の競技成績

りこ

おまえ誰やねん!
って思われる方もたくさんいると思うので、
簡単にではありますが、私の競技歴をご紹介します!

私は中学1年生から陸上競技を始めました。

中学1年生~大学1年生まで、ずっと
【走り幅跳び】が私の専門競技でした。

その当時、中学時代の自己ベストは5m22
高校時代(大学1年生含)の自己ベストは5m47と、
まあ~~~パッとしない選手でした。(笑)

パッとしないまま大学1年生になった私に、大学時代の恩師が

恩師

あんた七種競技向いてると思うから、
七種競技やってみーへん?

と声をかけてくださりました。

約1年間悩みに悩んだ末(悩みすぎw)、挑戦してみないとわからんなあと思い、大学2年の夏から七種競技に転向を決意!

この選択が、私の人生最大の転機となりました。

話し出せばきりがないので割愛しますが、
七種競技をはじめてから私は、
このような成績を残すことができました。↓

年ごとの自己ベストはこんな感じです!↓



年ごとの自己ベスト

※2015(大学2年)のデビュー戦:3600点台

2015(大学2年): 4004点
2016(大学3年):4808点
2017(大学4年):4845点
2018(大学院1年): 4895点
2019(大学院2年)5218点
2020(社会人1年目):4548点
2021(社会人2年目):4927点(2021/5時点)

※全日本インカレ標準記録:A 5000点、B 4800点
 日本選手権標準記録:A 5100点、B 4900点

うん、いろいろツッコみどころ満載の経歴ですよね、、(笑)

そうです。

見ての通り、私は弱小でした!
(社会人になった今も、絶賛苦しんでおりますw)

遅咲きだし弱いし、何も持っていないところから、
ぬるっとここまで地道に歩んできました。

ここまで何も
持っていなかった人間が、
今は2024年のオリンピックを
本気で目指しています。

自分がこんな風になれるまでに成長させてくれた
「七種競技」の魅力
知りたくないですか、、?(笑)

簡単ではありますが、七種競技に関して色々書いているので、
ここからの記事も読んでいただけると嬉しいです!!

りこ

ではでは、本題にまいりましょう~!

さまざまな競技を行う混成競技

アスリート社員同期のハードラーゆかちゃんと☺

陸上競技は、100mやハードル、高跳びなどの単一の種目だけでなく
複数の競技をひとりで行う「混成競技」という種目があります。

「七種競技」は、この混成競技のひとつです!

混成競技は2日間にわたって行われ、各々の競技の記録を得点に換算し
その合計得点を競う陸上競技種目です。

性別や年代によって、行う種目の種類・数が違うので
これらをまとめて「混成競技」と呼ばれています!

中学生高校生大学生・社会人
男子四種競技八種競技十種競技
女子四種競技七種競技七種競技

現在は七種競技がオリンピック種目ですが
1984年までは、この五種競技が女子混成競技のオリンピック種目でした!

ほかにも室内種目として五種競技があり、過去には三種競技もありました。

りこ

ちなみに私は、大学2年生から七種競技をはじめました。
なので、四種競技はやったことがありません。

海外圏(特にヨーロッパ)では、とても人気な競技で
この混成競技の覇者は

男性(十種競技)King of Athlete
女性(七種競技)Queen of Athlete

と称されます!

私が最も尊敬するクイーンオブアスリートのジェシカ=エニス・ヒル選手
りこ

クイーンオブアスリート、、なりたい。なります。

七種競技で行われる種目

七種競技で行われる種目は、以下の7種目です。

  1. 100mハードル
  2. 走り高跳び
  3. 砲丸投げ
  4. 200m
  5. 走り幅跳び
  6. やり投げ
  7. 800m

この七種目の合計得点を競います。

※①~④=1日目、⑤~⑦=2日目に行います。

りこ

見ての通り、割とハードです(笑)

2日間で「走る・跳ぶ・投げる」の7種目を行うので、
すっごく体はバキバキになりますが、めちゃくちゃ楽しいんです!

七種競技の練習

練習に関してですが、七種競技の七種目を毎日フルで行うことは
はっきり言って不可能です。(笑)

なので私は、

「走る」トレーニング
体幹を鍛えるトレーニング
自分の心と体をコントロールするトレーニング

をほぼ毎日行うようにしています。

※もちろんオフも大切なので、休む時は思いっきり休んでます!

七種競技は7分の6の種目(砲丸投以外)が「走る」要素なので
「走る」トレーニングをベースに、
「跳ぶ」「投げる」トレーニングを+αとして日々行っています。

また、自分の心体をコントロールできる能力は、
七種競技の全てに必要な能力なので、欠かせないトレーニングです。

基礎的なベースがある上で、得意種目を磨きつつ
苦手種目も底上げしていくことが大切だと思っています。

りこ

ちなみに私は、走高跳と800mが苦手で
この2種目で順位がガクッと下がるので、そうならないように
日々コツコツ練習に励んでいます(笑)

七種競技の魅力

最終種目の800mを走り終えた後は、
出場選手みんなであいさつをしたり写真を撮ったりします。

七種競技って、やっている選手側も楽しいですし、
1種目ごとに順位が入れ替わって最後の最後までどうなるかわからないので、
見ていただいている観客側にとっても、すごく面白い競技だと思います。

2019年全日本インカレの競技終了後の写真

各選手それぞれ得意種目・苦手種目・無難種目があって、
選手一人ひとりの個性や戦い方が違うので、
そういう面でも本当に面白い競技なんです、、!!

「心技体」をめちゃくちゃ鍛えられるスポーツなので、
たくさんのジュニア世代の選手に経験してもらいたいなんです。

七種競技って本当に、人としてもアスリートとしても
成長させてくれる、素晴らしいスポーツなんです。

それを証明するためにも、
私自身が七種競技で強くなって、広報活動も積極的にして、
武井壮さんのような存在になって、認知を広めていかなければならない、、

とりあえず七種競技の魅力を語り出したらきりがないので、
また別の記事でいろいろな視点から書こうと思います!(笑)

まとめ

聞いたことはあっても、詳しくは知らないという人が多い混成競技。
少しは興味を持っていただけたでしょうか?

あっと驚くパフォーマンスをお魅せできるように頑張りますので、
応援していただけたらとても嬉しいです…!

りこ

七種競技や混成競技に、
1ミリでも興味を持っていただけたら幸いです!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

競技も仕事も全力で精進していきますので、
ご声援のほどよろしくお願いいたします!