デュアルキャリアの就活の始め方

皆さんこんにちは。

今回は、デュアルキャリアを目指しているアスリートの皆さんに
アスリート社員になるための「デュアルキャリア就活」について解説していきたいと思います。

デュアルキャリアを取り入れている企業の探し方から、実際の面接対策まで
レオナルド博士が皆さんの疑問にズバッとお答えします。

デュアルキャリアを目指すアスリート必見です！！！

デュアルキャリアを選択するにあたって

まず初めに、デュアルキャリアの就活をする前に、皆さんに今一度考えてほしいことがあります。

デュアルキャリアとは、競技と仕事を両立するという新しい働き方のこと。

仕事とは、アルバイトではなく、一社員として会社に雇用をしてもらうことになるので
アスリートであっても当然「仕事の結果」が求められますし「責任」も生じます。

その為、

「競技をもう少し長く続けたいからデュアルキャリアにしよう。」
「競技ができれば仕事はなんだっていいや。」

このような考え方であれば、デュアルキャリアを目指すのはお勧めしません。

実際に、競技だけ頑張ろうという気持ちでデュアルキャリアを始めてしまうと

会社から日々結果を求められることにストレスを感じてしまったり、結果が残せなくて働くことが辛くなってしまうこともあります。

それは会社とアスリート、双方にとってメリットがないですよね。

ですので、デュアルキャリアで働くのであれば

「競技だけではなく、仕事も全力で取り組む。」

この姿勢をもって、デュアルキャリア就活を進めていきましょう。

あなたにこの意欲がしっかりあれば、きっと素敵なデュアルキャリアライフが送れると思います！

会社の探し方

次に、「競技も仕事も頑張る。」そう決めたあなたは、自分に合った企業を探していきましょう。

デュアルキャリア就活とは、一般就活とは違って「競技と仕事を両立できる環境」の会社を探すわけですから、まず普通の就活サイトから探しても見つかりません。

では、どのように企業を探せばいいのでしょうか？

デュアルキャリアを受け入れてくれる企業の探し方は大きく分けて５つあります。

①マイナビアスリートキャリアに登録

マイナビアスリートキャリアとは、デュアルキャリア採用を検討している企業を斡旋してくれるサービスです。

自分の条件に合った会社を探しやすく、さらに自分の担当アドバイザーがついてくれるので自分に合った企業を探すことができます。アスリート社員の好条件の会社を探すのであれば、登録してみるのをお勧めします。

②体育会系就活サイト（アスプラ等）に登録

こちらは、体育会系の新卒がほしい企業の情報を手に入れることができるサイトです。

アスリート社員として雇用してもらえるかどうかは自分次第です。
ですが、体育会系学生に好意的な企業さんが多いので、好条件で雇用してくれる会社も見つかるかもしれません。

③アスナビに登録

アスナビは、企業とアスリートをマッチングするJOCの就活支援制度になります。

こちらは、世界を目指すトップアスリートであれば登録し活用することができるかもしれませんが、一般アスリートは競技レベルや競技の認知度によっては登録できない可能性があるため、詳しくはHPからお問い合わせすることをお勧めします。

④知人がすでに働いている会社に応募

知人や先輩がすでにアスリート社員として働いていることもあるかと思いますので、その場合は積極的に先輩たちのツテを当たってみましょう。

アスリート社員を雇用している会社であれば、環境や制度が整っているところが多いので安心して働けると思います。

⑤志望する会社にアスリート社員として雇ってほしいとプレゼン

なかなか難しいのが現状ですが、自分がどうしても働きたい会社があったり、仕事の夢があった場合、選考途中で会社の人事に相談してみるのもありだと思います。

実際に交渉してアスリート社員の制度を作ってくれたという会社もあります。

履歴書のポイント

上記の方法で選考を受けたい会社が決まったら、次は履歴書を作成しましょう。

基本的な履歴書の書き方は、一般就活と同じになりますので、こちらの記事を参考にしてみてください。

履歴書の書き方を教えて！基本やポイントを徹底解説！ | フロムエーしよ!! (froma.com)

今回、皆さんに伝えたいのは、「デュアルキャリア就活での履歴書のポイント」

実際にデュアルキャリアを取り入れているジーケーラインの人事から話を聞いたので、デュアルキャリアを目指す就活生必見です！

まず初めに、デュアルキャリア就活生にありがちなミスについて見てみましょう。

まず初めに①、②について。

履歴書の志望動機が競技の環境についての記載しかない場合、「ただ競技を続けたいだけ」という印象を与えてしまうのでマイナス評価になります。デュアルキャリアとは競技だけではなく、仕事も両立しなければいけないので仕事に対する熱意も書きましょう。

③、④に関しては、一般の就活生にもありがちですが、その中でもデュアルキャリア就活生に多い印象です。
履歴書は企業に対するファーストコンタクトになりますので、履歴書を雑に書いていたり、日付も何か月も前のものだと当然悪いイメージを与えてしまいます。デュアルキャリアを取り入れる会社は、アスリートの誠実さや真面目さ、やる気のある姿に期待している会社が多いので、履歴書から丁寧に書くことを心がけましょう。

⑤に関しては、デュアルキャリア就活生は、長所や自己PRで「私は全国大会で１位入賞し～」など、競技の成績しか書いていない人がいます。会社はもちろん競技レベルも見ていますが、仕事で発揮できる能力やその人の性格、ポテンシャルなども見ていますので、競技以外の自分の強みもしっかり考えておきましょう。

面接のポイント

履歴書の提出が終了したら、今度はいよいよ面接です。

オンラインの場合（zoomなど画面越しの面接）

オンライン面接では、下記のことを注意しましょう！

オンラインの面接では、ネット環境の関係で面接中に切れてしまったり、大事なことを聞き逃してしまうことがあります。面接の前には一度テストをし、回線がスムーズかどうか確認をしておきましょう。Wi-Fiを使用することをお勧めします。

部屋の電気などが暗いと画面越しによく顔が見えなかったり、表情が伝わりずらい時もあるので照明や背景にも気を配ると良いでしょう。体育会系の強みは、爽やかさや誠実さ、真面目さなどが多くあげられるので、なるべく自分の顔色がわかるように環境を整えましょう。

またオンラインの面接でよくあるのが、カンペを用意している人。画面の横や下に置いておいて志望動機などを読み上げる人がたまにいますが、実は面接官は気づいてます。カンペではなく自分の言葉でしっかりと話すようにしましょう！また、カンペがなくても、下を向く回数が多いと勘違いされてしまうこともあるので、なるべく画面をみるように。メモなどを取りたい場合は、一言面接官に伝えると誤解を生まずに済むかもしれません。

最後に、オンラインは対面での面接よりも、表情や雰囲気が伝わりずらいので、笑顔でいることを心がけましょう。笑顔の人は明るくポジティブな印象を与えることができます。また、面接官に対して返事をする時もなるべくはにこやかに。そしてスムーズな相槌を心がけましょう！

オフラインの場合（対面の面接）

今回はオフライン面接で、特にデュアルキャリア就活生が意識すべきところをまとめてお伝えします。

基本的な注意点はコチラの記事をご参照ください。

面接のポイント｜意識すべきこと5つや面接官が見る内容3つ | キャリアパーク[就活] (careerpark.jp)

好印象を与える面接マナー(受付・入室・退室時の注意点等) |【エン転職】 (en-japan.com)

体育会系は部活動で日々礼儀などを学んでいるため、挨拶や御礼の姿勢などは素晴らしい人が多いですが、基本的なビジネスマナーができていない人が多いので気を付けましょう。例えば、履歴書がファイルに入っていなくてしわがついてしまっていたり、服装や髪型が乱れていたり。細かいなあと思った方もいるかもしれませんが、社会に出たら必ず求められることになるので、学生のうちから勉強をしておきましょう。

また、体育会生に多いのが「採用してほしい！」という気持ちが強すぎて、話をかぶせてしまう人がいます。意欲があるのは伝わりますが、落ち着きがなく自分の意見のみを押し付けてしまう印象を与えてしまう可能性もありますので、面接官の話は最後まで聞いて、落ち着いて話すようにしましょう。

まとめ

今回はデュアルキャリア就活の始め方についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか？

まだまだデュアルキャリアという働き方は世間に知られていない為、大変なことも多いかと思いますが、皆さんのより良い競技人生に繋がれるように、私たちは応援しています。

何かわからない事や、デュアルキャリア就活について不安があれば、いつでも相談に乗りますのでお気軽にお問い合わせください。

それでは、素敵なデュアルキャリアライフを目指して頑張りましょう！