採用担当者の心を掴む!失敗しない履歴書の書き方

履歴書は、企業があなたを知る“最初の窓口”です。
「この人に会ってみたい」「一緒に働きたい」と思ってもらえるかどうかは、履歴書の内容と見せ方次第。

特にデュアルキャリアを目指すアスリートや、就職活動が初めての方にとって、履歴書の書き方はとても大切です。
このガイドでは、履歴書の基本構成から書き方のコツ、よくある失敗例まで、わかりやすく丁寧に解説します。

履歴書の基本構成と書き方ポイント

履歴書は「型」がとても大切です。
いくら内容が良くても、基本の構成が守られていなかったり、情報が抜けていたりすると、それだけでマイナス評価につながってしまいます。
まずは、履歴書に必ず記載すべき基本項目と、その書き方のポイントをしっかり押さえましょう。

個人情報欄

まずは自分を正確に伝える部分です。
・氏名(ふりがなも忘れずに)
・住所(郵便番号も記入)
・電話番号(すぐに連絡が取れるもの)
・メールアドレス(ビジネスにふさわしいもの)

アドバイス:
普段使っているメールがプライベート感が強い場合は、新たに就活用のメールアドレスを作っておくと安心です。

学歴・職歴欄

基本は時系列順(古い順)で記載します。
学歴は高等学校卒業から、職歴はアルバイトではなく正社員経験を中心に。

記入例:
2018年4月 ○○高等学校 入学
2021年3月 ○○高等学校 卒業
2021年4月 ○○大学 ○○学部 入学(現在在学中)

職歴がない場合は「職歴なし」と記入すれば問題ありません。

免許・資格欄

仕事に関係する資格を優先して記入します。取得年月も忘れずに!

アドバイス:
学生アスリートなら、スポーツ関連資格(審判資格、トレーナー資格など)も立派なアピール材料になります。
また、普通自動車免許も多くの企業でプラス評価です。

志望動機欄

「なぜこの会社を選んだのか」「どんな思いがあるのか」を具体的に伝えましょう。
企業ホームページや求人票をしっかり読み、企業の特徴や求める人物像に合わせて内容を工夫するのがポイントです。

良い例:
「スポーツと仕事の両立を支援する貴社の取り組みに共感し、私自身のアスリート経験と粘り強さを活かして、貢献したいと考えています。」

自己PR欄

自分の強みや経験をアピールする大事な部分です。単に「負けず嫌い」などの性格ではなく、具体的なエピソードや成果を盛り込むと効果的。

例文:
「全国大会を目指して4年間、日々の練習に励んできました。目標に向かい、計画的に行動し続ける力は、どんな仕事にも活かせると考えています。」

履歴書作成のチェックポイント

履歴書は、ただ情報を並べれば良いわけではありません。
読みやすさや見た目の印象、内容の工夫が合わさって、初めて「伝わる履歴書」になります。
ここでは、採用担当者の目に留まりやすく、好印象を与えるための具体的なチェックポイントをご紹介します。

◎見た目と体裁
  • 丁寧で読みやすい文字を心がける
  • 間違えた場合は新しい用紙で書き直す(修正液NG)
  • 証明写真は3ヶ月以内、清潔感・笑顔を意識
  • 余白を意識し、バランス良く配置する

◎内容の工夫
  • 数字や具体例を入れて説得力を出す
  • 応募企業ごとに志望動機や自己PRをカスタマイズする
  • 誤字脱字を提出前に必ずチェック。誰かに見てもらうのもおすすめ
  • 空欄は作らず、該当がない場合は「特になし」と書く

◎文章の書き方
  • シンプルでわかりやすい表現を選ぶ
  • 丁寧な敬語を正しく使う
  • 業界用語やスポーツ用語は、相手に伝わるよう工夫する
  • ポジティブな言葉を選び、前向きな印象を与える

よくあるミスと注意点

せっかくの努力も、ちょっとしたミスで台無しになることがあります。
実は履歴書でよく見かける失敗や、気をつけるべきポイントは決まっています。
ここで事前に“ありがちなミス”を知っておけば、自信を持って提出できるはずです。

✖ 記載ミス
  • 年号(西暦or和暦)を統一する
  • 企業名や学校名は正式名称で書く
  • 電話番号やメールアドレスは最新か確認
✖ 内容の不備
  • 空白期間があれば理由を簡潔に説明する
  • 退職理由は前向きな言い回しに変える
  • 嘘や誇張は絶対にNG(面接でバレます!)
✖ 提出時のミス
  • 提出期限をしっかり守る
  • 郵送の場合は添え状をつける
  • コピーを手元に残し、面接時に持参する

よくある質問(Q&A)

Q. 職歴がアルバイトだけの場合はどう書く?
A. 正社員経験がなくても、長期のアルバイト経験があれば簡単に書いてOK。責任のあるポジションならアピール材料になります。

Q. 部活動の経験は履歴書に書ける?
A. 履歴書には基本的に書きませんが、自己PRや面接でしっかり伝えましょう。特にアスリートの努力や成果は大きな武器です。

Q. 手書きとパソコン作成、どちらが良い?
A. 企業の指定がない場合、どちらでもOK。ただし、手書きは丁寧さや熱意が伝わりやすい場面もあります。

まとめ|履歴書は「自分を伝えるツール」

履歴書は単なる書類ではなく、自分の魅力を相手に届ける大切なツールです。
時間をかけて丁寧に作成し、応募先企業に合わせた内容を意識することで、書類選考突破の可能性がグッと高まります。

「この人に会ってみたい」と思わせる履歴書を目指して、自信を持って就職活動に挑みましょう!