アスリートのつぶやき

努力で天才を超えられるのか。空手で五輪出場を目指した私が考える”才能の壁”

皆さん、挫折した事はありますか?

人生で挫折した経験がある人は少なくないと思います。

どの分野でも天才っているんですよね。

努力で天才を超えれるのか、自分なりの考えをまとめてみました。

宋くん

皆さんの意見も聞かせてね★

凡人の努力は天才を超えられるのか

僕の好きなマンガで【アイシールド21】という作品があります。

この作品のテーマはまさに「努力をすれば天才を超えられるか」を徹底的に描いているのですが、この漫画の答えは残念ながら「NO」です。

この作品ではまさにそのシビアな葛藤が描かれており、努力だけではどうにもならないことをよく示しています。

そして残念ながら、私も大人になっていくと、努力だけではどうにもならないことがあるのを実感してしまっています。

皆さんも子供のころから【天才】という言葉を何度も耳にしたことがあると思います。

非凡な才能】や【生まれ持った才能】にこだわり、他人の能力を品定めし、そして、自分の知性や能力がどれだけ優れているかに関心が向く人がやはり多いかなと思います。

だからこそ努力できる部分もあるのですが、僕も空手でオリンピックを目指している期間、この問題に突き当たりました。どう足掻いたって世界のトップ選手に勝てないのでは?という考えが何度も頭をよぎったり、オリンピックを目指すのをやめようかなとトップレベルとの実力差に落胆しました。

スポーツの世界はシビアなものです。負けたら終わりなのです。

僕の結論としても、やはり凡人の努力で天才を超えるのは難しいと思ってます、、、

努力する意味

天才でも怠け者なら、もしかしたら追い抜けるかもしれないですが、努力する天才がいるわけですね。そうすると、どんなに努力しても天才を超えられないのではないか、努力を無意味にしているのではないかと思うことが多々ありました。

しかし、その努力は何のためにしているのか。ただ天才に勝つためだけにしているのか。

勿論、自分は空手でオリンピックに出ることが目標だったので、天才に勝つために日々トレーニングをしていたんですが、そこにフォーカスしすぎていたのかなと振り返ってみて思います。努力をしたから必ず結果に繋がるという事ではないんですが、自分がしてきた「事」に対して自分自身で認めてあげることが大切だと思いました。

まずは今の勝てていない現状を受け入れること。
その上でどうしていくか。

現実を受け止めるのはつらいことですが、悲観的になるのではなく、むしろ楽観的に持っていくのです。

自分は無敗記録を出しているような天才を超えることは出来ないかもしれない。
それでも「もう二度と心が折れたりはしない」と努力をしてきたことに誇りを持つことができれば、前向きにチャレンジできるはずです。天才と比べるのではなく、常に自分自身と比べてみてはどうでしょうか。

昨日の自分を超えれたらそれは前進です。自分が納得できる努力があるはずです。それはたとえ相手に勝てなかったとしても、これだけ夢中になれた熱量が、これからの人生において輝かしいものになるのは間違いないと思います。その努力を誇りチャレンジしていくのです。

強い意志

その上で勝ちに行くのです。

もう無理だと諦めるとその時点ですべて終わりなのです。何より根底には勝ちに行くという強い意志が大事です。どう足掻いても勝てない相手に、努力でたった一度の勝利を掴む。自分の平凡さを理解し、使える手があるのであればどんな手をつかってでも勝利する。その勝利の為に自分の行動を誇りポジティブな気持ちで挑む。

この貪欲な姿勢がかっこいいと思います。
本当に勝利を掴みたい者ならば、ないものねだりしているひまなどないのです。

あるもので最強の戦い方を探っていくのです。一生!!

努力をすれば天才に勝てるわけではない。報われない努力だってある。
けれど、一度なら勝つことができるかもしれないし、足掻くことだってできる。描いた夢をやり抜く。頂点しか見ていないと胸を張って言い続ける!!

そこに不安があっても。

最後に皆さんに一言。

意志ある所に道は開ける!!

ABOUT ME
2021年4月入社 朝鮮のナショナルチームに所属しながら空手してます! 競技の事や仕事と競技の両立において有意義な情報を発信していこうと思います!