こんにちは!
2025年中途アスリート社員の藤原幸紀です!
今回は自分の競技についてお話させていただきます!
ブラインドサッカーとは

皆さん、ブラインドサッカーはご存じですか?
ブラインドサッカーは、視覚障害のある方がプレーするパラスポーツで、フットサルと同じサイズのコートと人数で行います。
フットサルと違うのは、サイドラインに1mほどの壁(フェンス)があり、ボールが横から出ないように、かつ自分が今どこにいるかを壁を使って判断します。
時間は20分のプレーイングタイム。フットサルと同じでコートの外にボールが出たら時間が止まります。
国際大会は全盲の選手のみ出場できますが、国内大会では健常者(目が見える)でも一緒にプレーできます!写真のようにフィールドプレーヤーは目隠しをしてプレーします。
ちなみにブラインドサッカーは日本特有の呼び方で、正式名称は「5人制サッカー」です。日本では略して「ブラサカ」と呼んでいます。
目隠ししたらボールがどこにあるかわからなくない?
音が鳴るボールを使っているから大丈夫!
私はフィールドプレーヤーではなくGKというポジションで、GKはフィールド内で唯一目が見える(目隠しをしない)ポジション!
よく「GKも目隠ししてるの?」や「目が見えない人がやってると思った」と言われますが、そんなことはありません(笑)そんなことしたら大変なことになります(笑)
GKの役割は大きく二つ!!
- ゴールを守ること!
- 目が見えない選手に指示を出すこと!
特に指示を出すことがほんとに難しい!
自分から見たら右にあるボールは、選手の体の向きによっては左にあることも。選手一人ひとり捉え方が違うので、日ごろからコミュニケーションをとり続けることが大切!
状況が目まぐるしく変化するので、瞬時に声掛けをしたり、判断をしないといけないので、試合後は体より脳の疲労の方が(笑)
始めたきっかけはメダルがもらえる?
元々はフットサル選手をしていた自分。なぜブラインドサッカーに出会ったのか。きっかけは前職の同僚に進めてもらったことでした。
はじめはやろうか迷っていましたが、風のうわさで健常者でもパラリンピックに出れてメダルがもらえるらしいと聞いて
そんなのやるっきゃない!
始める前は、フットサルは日本トップリーグでやってたし、絶対すぐ日本代表になれる!パリのパラリンピックに出るんだ!そう意気込んでました。
現実はそんなに甘くないですね笑
なかなか日本代表には呼ばれず。パリ大会も家で観てました。
パリ大会終了後に転機が訪れました。今までずっと代表の正GKを担っていた選手の引退。キーパーの枠が空いたことにより、代表への練習参加機会が増えアピールに成功!
今年の4月にようやくブラインドサッカー日本代表に選出されました!長かった~笑
4月から土日はほとんどブラサカ三昧。充実してます(笑)
3年後のロサンゼルスパラリンピック
3年後にロサンゼルスパラリンピックが行われることは確定していますが、ブラインドサッカー男子日本代表はまだ出場権を獲得してません。
来年行われるアジア大会で1位になるとパラリンピックの出場権が与えられます!
この目標を達成するために日々練習に励んでいます。
アジアを勝ち抜くことは簡単ではないですが、チーム一丸となってアジアをとりにいきます!そしてチームの最終目標である、ロスパラリンピックでメダル獲得できるように日々精進します!
自分自身の現状はまだ試合に絡むことはできていない。
でも、こっからっしょ!
這い上がっていくしかないこの状況を楽しみながら成長していきます!
最後に
ブラインドサッカーはホントに一回生で見てほしい。価値観、パラ競技への見方が変わります!ほんとに目が見えてないのかな?と思うぐらいめちゃくちゃ激しいし、みんなうまい!
人間の可能性は無限大!
自分自身、競技はもちろん、仕事も全力で頑張ります!
どちらもペーペーで最底辺ですが…笑
こっから這い上がりますよ!
藤原の下克上、楽しみにしててください!
ではまたお会いしましょう!
