競技と仕事を両立する「デュアルキャリア」
言葉で聞くとスマートに聞こえますが、実際には毎日が慌ただしく、思い通りにいかないことも多いものです。練習の疲れが残って仕事の集中力が落ちたり、逆に仕事が忙しくて練習時間を確保できなかったりと、理想通りにはいきません。
しかし、そんな中でもうまく両立を続けている人たちには、いくつか共通する“考え方”と“行動習慣”があります。これらは特別な才能ではなく、誰でも身につけられるものばかりです。
今回は、両立がうまくいく人が実践しているポイントを5つにまとめました。
① 何を優先するかをはっきり決めて動く
競技と仕事を同時に進めていると、どうしてもやることが増え、頭の中が混乱しがちです。だからこそ、「今、何を最優先にするべきか」を明確にしておくことが重要になります。
優先度を決めるだけで行動の迷いが減り結果として効率も上がりストレスも軽くなります。
実践例
- その日のタスクを紙やスマホにリスト化する
- やるべきことを“緊急度×重要度”で分類する
- 「今日はやらないこと」を決めて余裕を作る
- 時間に余裕がない日は最低ラインだけ死守する
② 相談・協力の習慣がある

デュアルキャリアでは、全部を自分一人で抱え込むのは現実的ではありません。
うまく続けている人ほど、周囲に相談し、必要な部分は協力を得るのがとても上手です。
相談は弱さではなく、続ける力の一部です。
実践例
- 締切が重なりそうなときは早めにチームや上司に共有
- 練習のテーマに迷ったらコーチに方向性を相談
- 日常が慌ただしいときは家族・友人に小さなタスクをお願い
- 自分の状況を周囲に伝えておき、理解者を増やす
③ 時間の使い方を工夫している

デュアルキャリアを続けている人は、限られた時間をどう使うかを常に工夫しています。
一日の中で集中しやすい時間帯を把握していたり、短時間でも成果が出るタスクの進め方を知っていたりします。時間をうまく使える人ほど、無理なく両立できます。
実践例
- 午前中の集中しやすい時間に“考える系”のタスクを入れる
- 夜は体力が落ちやすいので、作業系・単純タスクに回す
- オフの時間・休憩もスケジュールに組み込み、削らない
- 5分・10分でもできる“すきま時間タスク”を用意しておく
④ 状況に合わせて重心を変えられる
常に50:50で両立する必要はありません。試合前は競技を優先したり、仕事が忙しい時期はそちらの比重を高めたりと、柔軟に“重心を動かす力”がある人ほど長く続けられます。
バランスを取るというより、状況に応じてバランスを変えていくイメージです。
実践例
- 試合前は練習量やコンディション調整を最優先にする
- 試合後は仕事の量を段階的に戻していく
- 忙しい時期は「練習の維持」を目標に切り替える
- 年間スケジュールを見て“重心を置く時期”を決めておく
⑤ 小さな達成感を意識している

両立を続けるうえで大切なのは、毎日100%の力を出し切ろうとする姿勢を持つことです。
ただし、常に完璧にやり切れる日ばかりではありません。だからこそ、100%を目指しながらも、「今日できたこと」「積み上げられた小さな成果」を認識していくことが、継続の力になります。
気合いをもって取り組む姿勢と、小さな前進を見つける習慣の両方が大切です。
実践例
- タスクが1つ終わったら手帳にチェックを入れて達成感を得る
- 練習で少しでも改善した部分をメモする
- 仕事で小さな課題が片付いたら自分を褒める
- 夜に「今日できた3つのこと」を書き出す習慣を作る
まとめ

デュアルキャリアを続ける上で大切なのは、特別な才能よりも“日々の考え方と習慣”です。紹介した5つのポイントはどれも基本的で、続けるほど両立の負担が軽くなっていきます。
そして、結局最後は気合いです。
どんなに工夫していてもしんどい日があるのは当然です。そんなときに、自分の競技の目標や「なぜ続けているのか」という原点を思い出し、もう一歩踏ん張れる気持ちがあると前に進めます。
自分に合ったペースを見つけ、無理なく続けていくことが大切です。気持ちの部分も大事にしながら、前向きに頑張っていきましょう。











